#05 歯並びに影響する舌癖って何?
- 歯のお話
まずは次の質問に答えてみてください。
1. ふだんお口を閉じている時に舌はどこにありますか?
- (1) 上の前歯の後ろ
- (2) 下の前歯の後ろ
- (3) 上と下の歯と歯の間
- (4) その他
2. つばを飲み込むときお顔のどこが主に動いていますか?
- (1) のどぼとけ
- (2) くちびる
- (3) ほっぺ
- (4) 舌の先
3. ふだんテレビを見ているとき上下の奥歯はどうなっていますか?
- (1) 軽く接している
- (2) 離れている
- (3) しっかりかみあっている
4. つばを飲み込むとき上下の奥歯はどうなっていますか?
- (1) しっかりかみあっている
- (2) 離れている
先の質問すべてにおいて(1)以外の回答がある方は歯並びに悪影響を及ぼす可能性のある【舌癖】があるかもしれません。
★ 舌癖って何?
ふだんテレビを見たり、本をよんでいるときに口をポカンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込むときに舌をつきだし、歯を押すような癖を舌癖といいます。
★ 舌癖って歯並びにどう悪いの?
まちがったつばの飲み方をしていたり、悪い舌の癖が歯を押し出すことによっていわゆる出っ歯や歯と歯の間に隙間が開いたり、上下の歯がかみ合わないといったようなふぞろいな歯並びを作ってしまうことがあります。
★ 正しいつばの飲み方ってどういう感じなの?
くちびるを閉じて舌を上あごの前歯の少し後ろにつけ、奥歯をかみしめ、のどを使って飲み込みます。
★ 舌癖を治す方法ってあるの?
あります。舌癖を治すための特別なトレーニングがあります。トレーニングは初心者からでも簡単にできるようステップがあり徐々にレベルアップしていけるように作られています。 また舌癖のある方は鼻の病気(アレルギー性鼻炎、蓄膿症など)のどの病気(扁桃肥大、アデノイドなど)、舌の裏のひもが短いなどさまざまな要因が関係していることもありますので、詳細は先生にたずねてみてください。