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夏バテ栄養不足に対する管理栄養士からのアドバイス

夏バテ栄養不足に対する管理栄養士からのアドバイス

管理栄養士が教えるお口と栄養のおはなし

夏バテで栄養不足になると、お口はどうなる?
~管理栄養士が伝えたい夏の食事のポイント~

「暑くて食欲がない…」
「そうめんやアイスばかり食べてしまう…」

このような食生活になっていませんか?

夏は気温や湿度の高さに加え、室内外の温度差によって自律神経が乱れやすく、「夏バテ」を起こしやすい季節です。食欲が落ちることで食事内容が偏り、気づかないうちに栄養不足になってしまうことも少なくありません。

実は、この栄養不足は体だけでなくお口の健康にも大きく影響します。
今回は、管理栄養士の視点から「夏バテとお口の関係」、そして元気に夏を乗り切るための食事のポイントをご紹介します。

☀️

1. 夏バテで栄養不足になりやすい理由

夏は汗とともに水分やミネラルが失われます。また、食欲が低下すると、そうめんやうどんなどサッと食べやすいものだけで済ませてしまいがちです。

これらは喉越しがよく食べやすい一方で、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすいという特徴があります。さらに、冷たい飲み物やアイスを摂りすぎると胃腸の働きが低下し、消化・吸収にも悪影響が出ることがあります。

このような状態が続くと、お口にもさまざまなトラブルのサインが現れ始めます。

⚠️

2. 栄養不足がお口に与える影響

栄養バランスが崩れると、お口の中には以下のような変化や不調が起こりやすくなります。

① 口内炎ができやすくなる

お口の中の粘膜は常に新しく生まれ変わっています。そのため、粘膜の材料となるたんぱく質やビタミンB群、鉄、亜鉛が不足すると修復が遅れ、口内炎ができやすくなったり、治りにくくなったりします。

② お口が乾きやすくなる(ドライマウス)

汗を多くかく夏は脱水になりやすく、体内の水分が不足すると唾液の分泌量も減少します。唾液には「汚れや細菌を洗い流す」「虫歯や歯周病を防ぐ」大切な働きがあるため、唾液が減るとお口の乾燥・虫歯・歯周病・口臭のリスクが高まります。

③ 歯ぐきが弱くなる・出血しやすくなる

ビタミンCは、健康で丈夫な歯ぐきを保つ「コラーゲン」を作るために欠かせない栄養素です。不足すると歯ぐきが炎症を起こしやすくなり、ブラッシング時などに出血しやすくなることがあります。

④ 全身およびお口の免疫力が低下する

栄養不足は体全体の免疫力を低下させ、お口の中の細菌バランスも崩れやすくなります。その結果、普段なら抑えられているお口の常在菌が繁殖し、歯周病の悪化や口内炎の頻発につながります。

🥗

3. 夏に積極的に食べたい栄養素

夏バテやお口のトラブルを予防するためには、以下の栄養素を意識して毎日の食事に取り入れることが大切です。

🥩 たんぱく質(粘膜や歯ぐきの材料)

お口の粘膜や歯ぐきのコラーゲンを作る重要な素になります。

おすすめ食材: 鶏むね肉、豚肉、魚、卵、豆腐、納豆、ヨーグルト
※冷しゃぶや冷奴なら、食欲が出ない暑い日でもツルッと食べやすくおすすめです!

⚡ ビタミンB群(疲労回復&粘膜の維持)

糖質を効率よくエネルギーに変え、疲労回復や粘膜の修復をサポートします。

おすすめ食材: 豚肉、うなぎ、枝豆、納豆、卵

🍋 ビタミンC(歯ぐきの健康&免疫力アップ)

歯ぐきの組織を保持し、抗酸化作用で免疫力を高めてくれます。

おすすめ食材: パプリカ、トマト、ブロッコリー、キウイ、ゴーヤ

🍅

4. 旬の「夏野菜」を上手に取り入れよう!

旬の夏野菜には、夏に失われがちな水分やビタミン、ミネラルがぎゅっと凝縮されています。

🍅 トマト

ビタミンCや強力な抗酸化作用を持つリコピンが豊富。お口の粘膜の健康維持を助けます。

🥒 きゅうり

約95%が水分でできており、食べることで効率よく体内の水分補給とお口の乾燥予防ができます。

🌱 オクラ

食物繊維やβカロテンが豊富。ネバネバ成分は胃腸を保護し、麺類のトッピングにもピッタリです。

🫑 パプリカ

野菜の中でもトップクラスのビタミンC含有量!歯ぐきの出血予防やコラーゲン生成に大活躍します。

💡

5. 今日からできる!かんたん夏バテ対策メニュー

食欲がない日は無理にたくさん食べる必要はありませんが、「炭水化物(麺類・ご飯)だけで終わらせない」ことが大切なポイントです。

🍴 たんぱく質+野菜を一品プラスする黄金コンボ

  • そうめん + ゆで卵 + オクラ + トマト
  • 冷やしうどん + 豚しゃぶ + きゅうり
  • 冷奴 + 枝豆 + ミニトマト

※乗せるだけ・合わせるだけの工夫で、不足しがちな栄養素をしっかり補えます!

🦷 「よく噛んで食べる」ことも大切です!

麺類などは噛まずに流し込みがちですが、意識してしっかり噛むことで唾液の分泌が促され、お口の中の自浄作用が高まります。また、胃腸への負担を減らして消化・吸収を助けることにもつながります。

お口の健康は毎日の食事から✨

歯や歯ぐきのケアというと「毎日の歯磨き」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、健やかなお口の環境を維持するためには、身体の内側から栄養を届ける毎日の食事も欠かせません。

夏バテによる栄養不足は、口内炎やドライマウス、歯ぐきの炎症など、さまざまなお口のトラブルを引き起こします。暑い夏こそ、旬の夏野菜やたんぱく質を意識してバランスの良い食事を心がけましょう!

毎日の食事がお口の健康をつくり、健康なお口が「おいしく食べる喜び」を支えています。
「最近食欲が出ない」「どんな栄養を摂ればいいか分からない」という方は、ぜひお気軽に管理栄養士までご相談ください。お食事の面からも、みなさまが夏を元気に乗り切るお手伝いをいたします!

今回の投稿者
工藤

管理栄養士 工藤

毎日の食事がお口の健康をつくり、健康なお口が「おいしく食べること」を支えています。暑い夏も美味しく栄養を摂って、お口も体も元気に過ごしましょう!お食事の悩みや栄養の疑問など、いつでも気軽にお声がけくださいね!🥗✨

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